お世話になった先輩に見送られるときにまさかのことが・・・
社畜最終日、上司や特に同じチームだった同僚たちから強烈なバッシングを受けつつ、もはや不要となった私物を回収して去ります。
この会社を後にしようとしたとき、この会社で唯一お世話になった先輩が出入り口付近で私を見送りに待っていました。
先輩はこの会社では基本的にあり得ない“定時上がり”をしていました。
おかしな話ですね。
久々に2人で色々積もる話でもしようじゃないかと話をしていたところ、私の部署の新人後輩Aと、別の部署で後輩Aの同期である後輩Bが駆け寄ってきました。
私に向けて後輩2人は開口一番、
後輩AB「今までお疲れ様でした!僕たちもこの会社辞めたいです!」
おいおい、会社の目の前でそんなこと叫ぶんじゃないよと思いつつ、あまりにもどストレートな魂の叫びはとてつもなく印象的な言葉でした。
後輩2人は入社以来初めての“定時上がりを強行した”そうで、4人で私の送別会を行うことになりました。
登場人物について
先輩:入社時から唯一大変お世話になった方。私が入社した時は同じ部署だったが、退職時は別の部署。
後輩A:私のチームメンバーの後輩にあたる。
後輩B:後輩Aとは同期の仲であるが別の部署。
4人で送別会
急遽、2人の後輩を加えた4人で送別会を開くことになりました。
話題はやはり“ブラック企業脱出”に関することでした。
まさかと言うべきか、当然と言うべきか、新人後輩2人が退職を希望していたなんて、そのようなことは考えていなさそうな雰囲気でしたので終始私も驚いていました。
2人に話を聞いたところ、彼らも新人ながら1年目から酷な長時間労働を強いられて辞め時を考えていたらしく、私が何の前触れもなく突然退職届を叩きつけて有休消化に入ったのを見て、もう辞めたいという気持ちがいっぱいになったことを話してくれました。
当時の私は後輩Aを含め1つのチームのリーダーとして引き連れてきたつもりでした。新人の彼らの苦悩も分かっていたつもりではありましたが、やはり最後までそれに向き合ってやれなかったのは心残りに感じています。
後輩に退職方法を伝授する
せめてもの罪滅ぼしになればと考え、店を後にした後自宅に向かい、後輩達に退職届の書き方をレクチャーし実際に印刷していつでも出せる状態にした他、スマホのボイスレコーダーをONにした状態で退職届と弁護士の名刺(面倒事を一手に引き受けてもらうため)を上司に叩きつける方法など、私が調べて実践した内容をそのまま伝えました。
彼らの心はすでに決まっていたようで、
後輩AB「明日提出してきます!」
とのことでした。
私は心身が疲れ切っていたのにも関わらずあれこれ考えて退職を渋っていたのに対し、彼らはこの会社がヤバいことをすぐに察知して正常な判断ができるうちにブラック企業を脱出しようとしていたその“行動力”は私が見習わなければいけない力でした。
本記事作成時において、両学長が動画内で“行動することが大事”だと何度も何度も耳にしていまして、改めて行動することでしか変化することはできないことを理解できました。
私はすぐに考え込んでしまうタイプなのでこの言葉は心に刻むべき言葉となりそうです。
その後と先輩について
しばらくして後輩ABはトラブルなく無事に社畜を脱出することができたそうです。
今の彼らならどこでもやっていけるでしょう。
先輩に関してはついでに退職を勧めてみるも、どれだけ辛くても本当にやりたい仕事だからこのまま続けたい、私や後輩の気持ちはよく分かるが先輩はもう慣れてしまったとのこと、年齢的にも再就職が難しいと、やんわりと断られました。
あまり強く退職を勧めることは当時の私には出来ず、無事を祈るのみでした。
ただ、先輩は私が異なる道を進み始めたことに興味を示しており、いつかどんな道を進んだのかを教えてほしいとのことであり、私は快く承諾しました。
まさか、ブログを始めることになるとは当時は想像もしていなかっただけに、なぜこのようなことになったのか詳細にまとめ、いつか先輩に、また、今後の本ブログ訪問者にも胸を張れるようなブログに仕上げていこうと思います。
新しい人生に向かって努力されている皆様方、共に頑張っていきましょう。
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